糖尿病・代謝内科
糖尿病・代謝内科

糖尿病・代謝内科

糖尿病を中心に、高血圧や脂質異常症、高尿酸血症、メタボリック症候群などのいわゆる『生活習慣病』全般の診療を行っています。

糖尿病・代謝内科

糖尿病

「糖尿病」とは、膵臓から分泌される「インスリン」という血糖を下げる働きのホルモンが不足したり、働きが悪くなることで血液中のブドウ糖(血糖)が高くなる状態が慢性的に続く病気です。高血糖を放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症がおこります。食事療法や運動療法、薬物療法などをうまく行い血糖をコントロールすることでこれらの合併症を防ぐことができます。当院では、糖尿病専門医と糖尿病の専門的知識を持つスタッフにより治療を行い、患者さんの状態やライフスタイルにあわせてひとりひとりに最適な治療を提案できるように心がけています。
また、糖尿病について患者さんやそのご家族に正しい知識をもって頂くことが治療のうえでは非常に大切ですので、定期的に院内で勉強会も開催していきます。院内掲示やホームページでお知らせしますので、是非ご参加ください。

糖尿病タイプ別の治療について

糖尿病には様々なタイプがありそれぞれに適切な治療が必要です。
大まかに①1型糖尿病、②2型糖尿病、③その他の原因による糖尿病、④妊娠糖尿病の4つに分類されます。

① 1型糖尿病

1型糖尿病は免疫異常などが原因で膵臓が壊されてインスリンが出なくなってしまう病気であり、生活習慣病ではありません。そのため一般的な2型糖尿病とは治療法も大きく異なります。摂取する炭水化物を把握して血糖を下げるのに必要なインスリン量を計算してコントロールする「カーボカウント法」を用いた治療についても積極的に導入していますので、ご相談ください。

食事療法

当院ではインスリン頻回注射療法はもちろん、携帯型の小型なインスリンポンプを用いた持続皮下インスリン注入療法(CSII)にも対応可能です。

② 2型糖尿病

2型糖尿病はいわゆる「生活習慣」によるところが大きいため、治療の基本はやはり食事療法・運動療法です。こららを中心に行っても血糖コントロールが不十分である場合に薬物療法を追加します。たくさんの種類のお薬のなかから、患者さんに最適な組み合わせを選んでいきます。必要な方には、外来にてインスリン注射やGLP-1製剤注射及び血糖自己測定も導入します。スタッフがきちんと説明いたしますのでご安心ください。

運動療法

③ 妊娠糖尿病

妊娠糖尿病とは、妊娠をきっかけとして血糖値が高くなる病気です。一般的に言われる糖尿病とは区別され診断基準も異なります。

お母さんの血糖値が高い状態が続くと赤ちゃんが大きく育ち過ぎたり、出産後に赤ちゃんが低血糖を起こしたり、お母さんへの影響を含めて様々な合併症が出現する危険があります。

妊娠糖尿病

当院では周辺地域の産婦人科と連携をとりながら妊娠糖尿病と診断された妊婦さんへの治療も行います。妊娠中の血糖を良好に保ち、元気な赤ちゃんを出産しましょう!

高血圧

血圧が高い状態が続く事で血管の壁に圧力が掛り、その結果血管を傷めて次第に血管が硬くなり動脈硬化へとつながります。

高血圧の原因は特定されていませんが、遺伝的要因と食生活(塩分の高い食事)や嗜好(喫煙・飲酒)過多、または運動不足や精神的なストレスなどの他、内分泌疾患に隠れている可能性もあります。

高血圧

とりわけ最近の研究から脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)は男女を問わず高血圧の影響が大きいことが明らかとなっています。

脂質異常症

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)が多い為に引き起こされる疾患です。これら余分な脂質は、動脈の壁にくっついて血管を硬く狭くして動脈硬化を引き起こします。

コレステロールには善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)があり、善玉コレステロールは細胞内や血管内の余分な脂質を肝臓に戻す働きがあるため、悪玉コレステロールを減らすことに役立っています。

脂質異常症

脂質異常症の主な原因は食生活や嗜好(喫煙・飲酒)過多、運動不足が考えられますが、時に内分泌疾患が隠れていることもあるため注意が必要です。

高尿酸血症・痛風

プリン体と呼ばれるものを多く含む食事を摂取しすぎる事で高尿酸血症となります。

高尿酸血症が持続すると身体各所で『痛風』という文字通り『風が吹いただけでも痛い』関節炎を繰り返します。

高尿酸血症・痛風

また高尿酸血症自体も心血管病のリスクであるといわれており適切な治療が必要です。

肥満・メタボリック症候群

肥満のなかでも特に内臓脂肪型肥満が進むと、血圧や血糖、脂質に異常を来しやすくなり、その結果として相乗的に動脈硬化が促進され、心筋梗塞などを起こす危険性が非常に高くなります。また肥満により睡眠時症候群などを合併することもあり、減量を心がけるとともにこれらの治療も含めたトータルな管理を行っていく必要があります。

肥満・メタボリック症候群

メタボリック症候群とは

メタボリック症候群とは内臓脂肪蓄積をベースに血圧・血糖・脂質の異常を合併している状態です。日本では、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性 85cm、女性90cmを超え、血圧・血糖・脂質代謝異常の3つのうち2つ以上に当てはまると診断されます。
メタボリック症候群の基準に当てはまった場合は早めに生活習慣を改善して対処する必要があります。

メタボリックシンドロームの診断基準

1.腹部肥満 ウエストサイズ 男性85㎝以上 女性90㎝以上
2.中性脂肪値・
 HDLコレステロール値
中性脂肪値 150mg/dl以上
HDLコレステロール値 40mg/dl未満
(いずれか、または両方)
3.血圧 収縮期血圧(最高血圧) 130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧) 85mmHg以上
(いずれか、または両方)
4.血糖値 空腹時血糖値 110mg/dl以上

(日本内科学会、日本動脈硬化学会など8学会による合同基準)